疥癬

疥癬

 ヒゼンダニと呼ばれるダニが、皮膚の表面に寄生してかゆみを生じる病気です。
 ヒゼンダニの感染力は弱く、皮膚から離れると感染力は低下し16℃以下では動かなくなります。そのため、一緒に同じ布団で寝たり長時間手をついだりしなければ、短時間の接触や、衣類・シーツを介しては通常うつりません。隔離は不要、洗濯や清掃は通常の方法で良く、洗濯物はポリ袋等に入れて運搬と専門家は説明しています。
 疥癬にかかかっているかどうかは、皮膚の表面を削り顕微鏡でヒゼンダニを確認します。しかし、1回で疥癬と診断できるとは限らず、見つからない場合は時期を変え繰り返し調べます。
 ヒゼンダニが見つかれば、診断した医療機関は駆虫剤を使って治療します。駆虫剤の処方は、処方医によるヒゼンダニの確認が医療保険制度上必要です。

日本皮膚科学会 皮膚科Q&A 疥癬
国立感染症研究所 疥癬

ヒゼンダニ

Q 赤ちゃんや授乳中でも治療はできますか。

A 効果のある塗り薬を使って、医師の説明を受けたうえで治療することができます。

Q 駆虫剤を使って治ったと言われたのに、いつまでたってもかゆみがとれません。

A 治療後、皮膚を顕微鏡で調べてもヒゼンダニがみつからないのに、かゆみがとれないことはあります。かゆみが無くなるまで数週間から長いと1年近くかかることもありますので、疥癬が治っていないと誤解せずにかゆみの治療を施します。

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